平屋に向いているのはどんな人?
平屋の特徴と平屋におすすめのエリア

メリットとデメリットのチェックリスト

近年、2階建てや3階建て住宅ではなく、新築「平屋」を選択する若い世代が増えているようです。開放的な間取りの平屋生活に憧れる方もいらっしゃると思いますが、短所にも目を向けなければ、「想像とは違った」という後悔を味わってしまうかもしれません。今回は、平屋住まいに向いている人はどんな人なのか、メリット・デメリットを見ながらその特徴を捉えていきましょう。


01 What is a one-story house?

そもそも「平屋」とは何なのか?

「平屋」とは、階段のない1階建ての一戸建て住宅のことです。リビングや寝室、キッチン、トイレにバスルーム、すべてがワンフロアに配置されています。かつては日本の戸建て住宅の中で主流のタイプでしたが、人口増加や土地価格の高騰により、住宅のあり方が変遷しました。しかし、核家族化の進展とともに1世帯あたりの人数が減少している今、平屋を希望、選択する若い世代が増えているのです。現代の平屋は、ひと昔前の平屋に比べてデザインや間取り、機能性が格段にアップしています。このような理由もあり、個性を発揮したい若い世帯からの「平屋」支持が上がっているようです。


02 Merit & demerit of one-story house

平屋建てのメリット・デメリット

ウッドデッキのある平屋の家

かつての姿とは異なるデザイン性・機能性に優れた平屋が再注目されていますが、ほかにもどのような点が人気を博しているのでしょうか。平屋建てのメリットだけでなくデメリットも確認してみましょう。

平屋建てのメリット




■ 生活動線がシンプルで効率的

LDKにバス・トイレ、すべての部屋がワンフロアに配置された平屋は、生活動線がシンプルで効率的なのが特徴です。また、1階建てで上下移動がなく段差の少ないつくりは、長期間住める点でも優良な住宅です。間取りを工夫すれば、玄関や駐車場からキッチン・パントリーへ、風呂場からランドリールームへ、といった移動がコンパクトになります。

■ 地震や風による揺れに強い

地震や風による揺れは、背の高い建物ほど影響を受けやすくなります。そのため、1階建ての平屋はこれらの揺れに強いのが特徴です。また、上からの荷重が少ないうえ、基礎部分の面積が大きくて安定しやすい構造であることも揺れに強い理由です。

■ メンテナンス費を抑えられる

新築の住宅でも、10~15年に一度はメンテナンスが必要になります。2階建ての外壁や屋根の修繕となると、大掛かりな足場を組まなければならず、その費用が高くなりがちです。一方1階建ての平屋はそういった必要がないため、メンテナンスにおける費用を抑えられるのが特徴です。

■ コミュニケーションが取りやすい

すべての部屋がワンフロアにある平屋は、常に家族の気配を感じられる、コミュニ―ケーションの取りやすい住宅です。子どもが小さいときは遊んでいても目が届きやすい、思春期になっても各部屋にリビングを通って行く間取りにすればすれ違いを防げるといったメリットもあります。


平屋建てのデメリット




■ 広めの土地が必要

縦に面積をとれる2階建て住宅と違い、ワンフロアで完結する平屋を建てるには、それなりの敷地面積が必要です。延床面積や建ぺい率との兼ね合いを考えながら土地を探す必要があります。また、土地が広いとそれだけ固定資産税も高くなり、負担が増える可能性もあるでしょう。同じ広さの住宅でも、2階建てか平屋かで購入価格・税金に差があります。

■ 建築費用が高くなりやすい

平屋は、同じ延床面積の2階建て住宅を建てるよりも、建築費用が高くなりやすいという特徴があります。それは、2階建てに比べて基礎部分と屋根の面積が大きいからです。住宅の建築費用における高コスト部分の面積が大きいため、2階建てよりも坪単価が高くなることがあります。

■ 日当たりや風通しに要注意

1階建ての平屋は、周囲の住宅環境や間取りによって採光や風通しが難しくなってしまう可能性があります。中心部に中庭を設けるなどの対策が必要になるケースもあるでしょう。また、屋根の面積が広い平屋は太陽の熱の影響を受けやすいという特徴もあります。遮熱や断熱にかかる費用が増すことも頭に入れておかなければなりません。

■ プライバシー・防犯に配慮が必要

1階建ての平屋住宅は、すべての部屋が同じフロアにあるため、外部からの視線や侵入が心配されます。リビングの位置や洗濯物を干す場所、塀や目隠しの設置といったプライバシー・防犯対策には細やかな配慮が必要です。外構をきちんと検討することで、安心にも繋がりますので、家づくりを進めている工務店等の住宅会社に相談してみましょう。


03 People who are suitable for living in a one-storied house

平屋住まいに向いている人・いない人

平屋建てのメリット・デメリットは表裏一体です。土地の広さ・家族のスタイル・将来を見据えて間取りなどをイメージし、長期的な視点から総合的な判断を下す必要があります。ここからは、平屋建てのメリット・デメリットをもとに、平屋住まいに向いている人・いない人のポイントをまとめていきます。

平屋住まいに向いている人


・小さな子どもや高齢者など、バリアフリーが好ましい年齢層の家族がいる人
・一人暮らしや夫婦のみでコンパクトな生活をしたいと考えている人
・老後に不便な暮らしとならないような生活動線を希望する人
・開放感のある居住空間に住みたい人


平屋住まいに向いていない人


・居住スペースの広さ・多さを求める人
・個々のプライバシーをしっかりと守りたい人
・リモートワークや在宅勤務など、自宅での仕事が多い人
・周辺環境や防犯面を重要視する人


04 Information of Nara area

奈良県のエリア情報

奈良の町並み 奈良県奈良市

ここまで、平屋住宅の特徴や向き・不向きをお伝えしてきました。では、奈良県で実際に平屋住宅を建てるとするとどの辺りがよいのか、おすすめのエリアを紹介します。


奈良県 生駒市

大阪中心部へのアクセスが良好な生駒市は、大阪のベッドタウンとして人気のエリアです。生駒市の平均土地坪単価は23.7万円/坪(2022年時点)となっています。医療費助成(所得制限なし)が中学校卒業まで対象であることなど、子育て世帯にもおすすめのエリアです。
平屋を建てたい方は、坪単価が高すぎない地域を選ぶとよいでしょう。生駒市の平均土地坪単価よりも安い地域には、近鉄「生駒駅」に徒歩でも行ける桜が丘や西松ヶ丘などがあります。


奈良県 奈良市

奈良市は県北部に位置し、京都府と接する奈良県の県庁所在地です。寺社仏閣や伝統芸能など、多くの歴史的文化遺産を有する国際的な文化観光都市で、世界遺産にも登録されています。奈良市の平均土地坪単価は28.0万円/坪(2022年時点)。こちらも中学卒業まで医療費助成(所得制限なし)が受けられるエリアであり、落ち着いた環境で子育てをしたい方におすすめです。奈良市の平均土地坪単価よりも安い地域には、三松や五条西、八条などがあります。


05 Let's take counsel

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本記事では、平屋住宅の特徴をメリット・デメリットで解説し、平屋住まいに向いている人と向いていない人をまとめました。どのような住宅が自分たちに適しているのか、ご検討の際の参考になさってください。

奈良県生駒市・奈良市を拠点に、「理想の暮らしをカタチにする」住まいの総合サービスを提供するVITA ARCHITECTURE(ヴィータアーキテクチャー)では、デザイン・性能・コストパフォーマンスを追求した注文住宅をご提案しています。家づくりにおいては、土地探しも含めたトータルサポートでお応えするのが特徴です。マイホーム建築をご検討中の方や、注文住宅に関するご相談はVITA ARCHITECTUREまで、何でもお問い合わせください。

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