2023年4月21日

高気密高断熱住宅の光熱費

注文住宅を検討中の方は「高気密高断熱住宅」という言葉を、一度は聞いたことがあると思います。高気密高断熱住宅は、環境に良いだけでなく光熱費の削減にも効果的な住宅です。ですが実際にはどのくらいの光熱費がかかるのか、住んでみないとわからないもの。そこで今回は、一般的な住宅と高気密高断熱住宅の光熱費を比較します。生駒市・奈良市に特化した情報なので、注文住宅を検討中の方は、ぜひご覧になってください。

01 Highly airtight and highly insulated house
高気密高断熱住宅とは

木の格子から漏れる光が美しい黒い外観の家
高気密高断熱住宅は、どのような家のことを指すのでしょうか。ここではまず言葉の定義について確認していきましょう。

高気密住宅とは

高気密住宅とは、天井や壁、窓枠といった部分の隙間を少なくした家のことです。隙間がある家は、室内と屋外で空気が出入りしてしまいます。つまり、隙間が多ければ多いほど冷房や暖房が効きにくいということです。
高気密住宅は、このような隙間を高精度な建築部材や防湿シート、気密テープ、断熱材を使って埋めています。外気の影響を受けにくいため、高気密住宅は無駄に電力を使う必要がありません。エコで環境に優しい住宅なのです。

高断熱住宅とは

高断熱住宅は、住宅そのものの断熱性能を高めた家のこと。外気は隙間だけでなく、壁を通じて室内に伝わるものです。高断熱住宅では、外壁と内壁の間に断熱材を使用したり、高断熱の窓を用いたりして家の断熱性を高めています。そういった工夫により高断熱住宅では室内と屋外の熱移動が少なくなり、快適な空調を保てるのです。断熱性能は、UA値という数値を用いて評価されます。基準については後述しますが、数値が小さければ小さいほど、断熱性能は高いということを覚えておきましょう。

吹き抜けのある明るいリビング

奈良県の地域区分から見たZEH基準
断熱性や気密性について理解を深めるためには、省エネ基準地域区分について知っておく必要があります。省エネ基準が初めて制定されたのは1980年のこと。以降改正を繰り返し、2016年に改正されたものが現行の省エネ基準として用いられています。今回は2016年の省エネ基準の地域区分について説明しましょう。


■ 省エネ基準地域区分

地域の気候に合わせて、日本を8つに細分化した区分のことです。例えば、北海道と沖縄では気候が異なります。このように求める断熱性能はエリアによって変わるため、省エネ基準地域区分では、同様の冷暖房設備でどこのエリアでも快適に過ごせるかどうかが基準となっています。
2019年に施行された新地域区分によると、生駒市は4の地域、奈良市はエリアによって4と5の地域に分類。省エネ基準で推奨されているUA値は、地域4で0.75、地域5で0.87となっています。


■ ZEHで求めるべきUA値

ZEHとはより高い省エネ性能で、エネルギー収支をゼロ以下にすることを目標とした住宅のことです。ZEHでは省エネだけでなく、太陽光発電などでエネルギーを創ることも求められます。前述した日本の省エネ基準は、世界的に見ると決して高い基準とは言えません。そこで低炭素社会を実現するために、政府が掲げた政策がZEH基準での新築を増やすことなのです。ZEH基準では、4と5どちらの地域区分でもUA値は0.6以下にすることが求められています。


02 Relationship between home performance and utility costs
家の性能は光熱費に影響する?

家型の木のおもちゃと電卓

家の性能は、住みやすさや光熱費の支払いに直結します。ここでは実際に、奈良エリアでの一般的な住宅と、高気密高断熱住宅の光熱費を比較してみましょう。

平均的な光熱費

総務省が発表している2022年の家計調査報告では、2人以上の世帯における奈良市の光熱費は、電気代とガス代あわせて月間18,944円と報告されています。こちらの数値はあくまでも年間の平均値。季節によって変動するため、特に暖房器具を使用する機会が増える冬場は、さらに光熱費が高くなることが予想されます。また、家族の人数にも光熱費は影響を受けるでしょう。

高気密高断熱住宅の光熱費

一方、ZEH基準をクリアした高気密高断熱住宅の場合の光熱費を紹介しましょう。生駒市・奈良市で求められるZEH基準でのUA値は0.6以下です。UA値0.6以下を実現した高気密高断熱住宅の光熱費は、月間で12,073円。つまり、一般的な家庭と比較すると6,921円の差額となります。そこに太陽光発電などで創ったエネルギーを売電できれば、さらに光熱費の削減が見込めることも。契約している電気会社やプランによって変動するため、あくまでも目安とはなりますが、長い目で見ればきっと料金面にメリットを感じていただけるはずです。

また、近年ではZEH基準を超えたHEAT20G2基準の性能レベルがあると良いと言われています。
生駒市・奈良市のHEAT20G2基準でのUA値は0.46以下です。HEAT20G2基準をクリアする住宅性能であれば、より光熱費の削減にも繋がるでしょう。

高い性能値をクリアするためには、断熱材や窓の選び方もポイントとなるので、事前に情報収集しておいてもよいでしょう。


03 Points to reduce utility costs

光熱費を削減するポイント
ポイントと書かれた木のおもちゃと電球

高気密高断熱住宅に住む以外にも、さらに光熱費を削減するポイントがあります。それは、古い家電を見直すことです。家電の中でも、エアコンと冷蔵庫は消費電力が大きい傾向にあります。家に昔から使用している大型家電があるのであれば、省エネタイプの新しい家電に買い替えるだけで、大きく光熱費を削減できるでしょう。
また、洗濯機・乾燥機はまとめての使用がおすすめです。容量の8割以上を目安に、まとめて使うようにしてみてください。小さな工夫ですが、光熱費は日々の積み重ねです。できることを毎日続けることが、節約のポイントになります。


04 Let's take counsel!
奈良エリアで高気密高断熱住宅を建てるなら
VITA ARCHITECTUREがおすすめ!

ラグジュアリー感漂う平屋のガレージハウス

VITA(ヴィータ)は、性能・品質の高い家を提供しています。「夏涼しく、冬暖かい家」をコンセプトとして、高い気密断熱性能を実現。ZEH基準を大きく上回ったUA値0.46をクリアしています。建築家が物件を作るため、デザイン性も高いことが特徴。お客様の理想の住まいづくりをサポートします。生駒市・奈良市といったエリアで土地探し・注文住宅を検討中の方は、ぜひ弊社にお問い合わせください。


【編集】
1級建築士...1名・2級建築士...2名 / 木造建築士...1名 / 宅地建物取引士...5名 / 賃貸不動産経営管理士...2名 / FP1級...1名・FP2級...2名・FP3級...5名 / 行政書士...1名 / AFP...1名


関連記事:高性能住宅の断熱材・窓について
関連記事:高性能住宅を建てるなら<VITA ARCHITECTURE>

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土地購入の際に見るべきポイント|生駒市・奈良市の人気エリアは?

希望する条件をすべて満たす土地はなかなか見つからないもの。土地購入をする際は、確認しておきたい項目を書き出して、優先順位をつけながら選択することが大切です。今回は、土地購入の際に見るべきポイントや気をつけるポイントをご紹介します。奈良県生駒市・奈良市で生活利便性の高い人気エリアなどもお伝えしますので、ぜひ土地購入のご参考にどうぞ。

01 Points
土地購入の際に見るべきポイント
木の家の模型と土地イメージ

はじめに、土地購入の際に見るべきポイントをチェックしていきましょう。

土地購入の際は、その土地の住環境、そして交通の便や買い物といった生活利便性について考えてみましょう。実際の暮らしを具体的にイメージしながら、必要な条件を整理してみてください。現地に行かないと気づけないことも多いため、実際の土地まで足を運んでその周辺を歩き、土地の特徴を自分の目で確かめるのがおすすめです。さまざまな観点からその土地を知っていきましょう。下記を参考にチェックしてみてください。

住環境の良さをチェックしよう
■ 日照時間は?
■ 周辺に日を遮る建物などはないか?
■ 眺めの良い方向はどちらか?
■ 家の前の道路で騒音が出ないか?
■ 隣の家の間取り、窓の位置で気になる点はないか?
■ 隣の土地が空いている場合、建設計画はあるか?
■ 集荷ゴミ置き場はどこにあるか?
■ 街灯の位置はどこか?

街のイメージイラスト

生活の利便性をチェックしよう


■ 通学や通勤など、交通の便は良いか?(最寄りの駅やバス停、インターチェンジの場所)
■ 最寄りのスーパーはどこか?
■ 商業施設などの買い物スポットはあるか?
■ 周辺に公共施設(公園、図書館)は充実して
■ 周辺の道路状況は?(安全面、渋滞情報など)


02 Sunshine hours

奈良県の日照時間について
奈良市生駒市の夜景

家の住環境を考えるうえで重要項目である、日当たり。奈良県の日照時間や晴れやすさをご存じでしょうか。

奈良県の年間の日照時間は全国平均であり、東京や福岡とほぼ同じです。大阪や神戸と比較すると、やや少ないでしょう。また、地形から見てみると、奈良盆地一帯では冬季は雨や雪が少なく曇りの日が多め、夏季は晴れる日が多くなり日照時間が長くなる傾向にあります。

家の日当たりや日照時間については土地の地形による特性があるものの、それぞれの土地の条件によって大きく変わるものです。現地で実際の日当たりを確認しておきましょう。


03 Highly convenient area
【生駒市・奈良市】生活利便性の高い人気エリアをご紹介

猿沢池を望む奈良公園の風景

で奈良県生駒市・奈良市で、生活利便性の高い人気エリアをご紹介します。ぜひ、土地探しの参考にしてください。

【生駒市】北新町エリア

近鉄「生駒」駅の周辺で利便性の高い北新町エリアは、生駒市のなかでも人気の高い土地です。駅周辺には「近鉄百貨店 生駒店」や「KINSHO 新生駒店」など、お買い物スポットが充実しています。駅が近いため、徒歩や電車移動を中心とした暮らしを求める方におすすめのエリアです。北新町の学区は、小学校は「生駒小学校」、中学校は「生駒中学校」になります。

【奈良市】高の原エリア

人近鉄京都線「高の原」駅周辺の高の原エリアは京都との県境にあるため、「京都」駅まで30分ほどでアクセスできます。特に子育てファミリー世帯におすすめのエリアで、道路や緑地が整備され、開発された街並みが魅力です。駅前には「イオンモール高の原」や「サンタウンプラザ すずらん館」といった商業施設も充実しています。また、最寄りには小学校や中学校をはじめ、「奈良県立奈良高等学校」や予備校、「奈良大学」などの教育施設も数多く点在しています。


04 Two points
【生駒市・奈良市】土地購入の前に知っておきたい2つのポイント

奈良市生駒市の夜景

土地購入の前に知っておきたい2つのポイントをご紹介します。

1. ハザードマップで過去の災害発生情報をチェックしておこう

購入する土地の過去の災害発生情報は、事前に調べておきましょう。その土地の自然災害リスクを知っておけば、今後の防災に役立てることが可能です。過去の災害発生情報(災害対応記録)や災害リスクについては、県や市で公開されている情報を参考に調べてみるのが良いでしょう。
2011年に起きた紀伊半島大水害をはじめ、奈良県はさまざまな災害に見舞われています。過去の災害発生情報について知るのと同時に、それぞれの土地がどのような地形にあり、どのような災害リスクがあるのかを把握しておくことは重要です。

奈良県生駒市・奈良市、それぞれハザードマップが公開されています。購入予定の土地周辺の洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域、いざというときの避難場所について確認しておきましょう。

土砂災害警戒区域マップと陶器の家
2. 土地を購入する際にかかる税金がある

土地を購入するときには、不動産取得税と呼ばれる税金がかかります。不動産取得税とは、土地や建物の購入もしくは贈与を受け、住宅の新築などにより不動産を取得した場合、県から課される地方税のことです。納税額は不動産の金額で決定します。

その他にも、登録免許税、固定資産税、都市計画税、消費税など、土地購入の際にはさまざまな税金が発生することを覚えておきましょう。


05 Let's take counsel!
生駒市・奈良市で理想の家づくりをするなら、
VITA ARCHITECTUREにご相談ください!

黒い外観と庭のグリーンがマッチしている家

土地購入の際に見るべきポイントや、知っておきたいポイントについてご紹介しました。VITA(ヴィータ)は、生駒市・奈良市をメインに、注文住宅やリノベーションの設計などをお手伝いする、住まいの総合サービスです。これから注文住宅の不動産や建築設計をご検討の方は、ぜひVITAまでご連絡ください。

【編集】
1級建築士...1名・2級建築士...2名 / 木造建築士...1名 / 宅地建物取引士...5名 / 賃貸不動産経営管理士...2名 / FP1級...1名・FP2級...2名・FP3級...5名 / 行政書士...1名 / AFP...1名


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土地の選び方にはポイントが3つ

注文住宅を建てる際の注文住宅を建てる際によく検討すべきポイントの1つは、家を建てるための土地を探すことです。しかし、相続した土地などの所有地がある場合を除き、家づくりにおいて土地探しが最大の難関ともいえます。そこで、今回は土地の選び方のポイントを紹介。土地探しに関する知識がない状態と、選び方のポイントを知っている状態では探しやすさが段違いです。また、奈良県生駒市と奈良市のエリアと土地情報も合わせてチェックしていきましょう。

01 Points
注文住宅を建てる際の土地探し|選び方のポイント3選
土地を探すときは以下3つのポイントを押さえておきましょう。

POINTと書かれた木のブロックと電球

生活の利便性や環境は必ずチェック

長く暮らしていくマイホームは、利便性の高さがとても大切です。以下の5つを丁寧にチェックしていきましょう。


■ 通勤や通学にかかる時間や距離
■ 最寄りの駅までどれくらいかかるのか
■ スーパーやドラッグストアなどの商業施設までの距離
■ 病院や公共施設の場所
■ エリアの治安や事故が多発している道路は近くないか


家族のライフスタイルや年齢、人数も考慮しながら利便性を確認してみてください。また、そのエリアの再開発や将来的な都市計画もチェックしておきたいポイントです。将来的に「何年か後に近くに工場が建ってしまった」「家のすぐ裏にマンションが建って日当たりが悪くなった」というケースを防ぐことに繋がります。

希望エリアの用途地域を確認する

おおよその希望エリアがまとまったら、周辺の土地の売却価格や固定資産税評価額などを調べてみましょう。気になった地区が近隣の地区に比べて、価格や評価額が低い場合、その地区は用途地域の区分が「工業地域」や「準住居地域」にあたる可能性があります。
「用途地域」とは、計画的な市街地形成のための分類のこと。地域内でエリアごとに商業施設や学校、工場など建設可能な施設・建物が設定されています。

上記で出てきた、「工業地域(大きな工場の建設が可能なエリア)」や、「準住居地域(道路に面したエリア)」などは、住宅を建てる場所としては不向きなケースもあります。なぜなら、住宅のための地域と比べると騒音や公害、排気ガスなどのリスクが高まるからです。近隣の地域に比べて土地の価格や評価額が低い場合は、用途地域をチェックするのがおすすめです。

インターネットだけではなく住宅会社に相談も

昨今はインターネット上にも土地や物件の情報が多く出回っているため、条件に合う土地がないかどうか、頻繁にチェックしているという方もいるでしょう。しかし、不動産会社はすべての土地情報をインターネットに掲載しているとは限りません。そのため、インターネットの情報だけで判断するのはやめておきましょう。

まず住宅会社に相談することで、建物を建築することもふまえて、希望条件や予算にあう良い土地を提案してもらえます。土地を探してから住宅会社選びをすると思われがちですが、まずは安心して相談できる住宅会社も一緒に決めていけると、良い土地を見つける近道となります。


02 The reason why we can't find good land

「良い土地が見つからない」その理由とは?
奈良の風景

良い土地が見つからない理由として挙げられるのは、次の2つです。

理想が高すぎる

人によって住みたい場所や広さなど、土地に対する条件はさまざまです。しかし、条件を細かく設定しすぎると、土地探しは難航してしまいます。ある程度優先順位をつけて土地探しを進めると、良い土地にめぐり合えますよ。もし希望条件を8割程度しか満たしていないとしても、住宅メーカーに相談すれば弱点を建物や外構でカバーすることができるかもしれません。

情報収集の方法が良くない

先ほども言ったように、インターネットだけで土地の情報を集めている場合は、なかなか良い土地にめぐり合えないかもしれません。また、複数の会社に相談してみるのも手です。希望のエリア周辺を歩いてみて、売り出している土地がないか実際に確かめるのも良いでしょう。


03 Unravel from area information
生駒市・奈良市の土地は?|エリア情報から紐解く

奈良公園付近の風景

ではここからは、生駒市、県庁所在地である奈良市のエリア情報と、住宅用地の情報を見ていきましょう。

自然豊かな生駒市

奈良県の北西端に位置している生駒市。市内の西部には生駒山、東部には丘陵があり自然豊かなエリアです。近鉄生駒駅が市の玄関口となっていて、大阪のコスモスクエア駅方面まで直通電車も走っています。


住宅情報サイトによると、生駒市エリアの土地価格相場は坪単価約31万円(2023年時点)です。生駒市は、大阪府・京都府と隣接しています。近隣の大阪府枚方市や、京都府京田辺市と比べると生駒市の土地価格相場は、11~17万円程度低くなっています。小明町や緑ケ丘などで、整備された分譲地も出ており、比較的土地探しもしやすいでしょう。

子育て世代に人気の奈良市

人口約350,000人(2023年2月現在)の奈良市には、観光名所の東大寺・奈良公園があります。大阪や京都までのアクセスも良く、公園や商業施設も多いため子育て世帯からも人気のエリアです。


そんな奈良市の土地価格相場は、住宅情報サイトによると坪単価約32万円(2023年時点)。相場価格は生駒市とほとんど差がありませんが、奈良市はエリアによっては高値で売り出されている土地もあります。売地の数は生駒市に比べると多いのが特徴です。富雄駅や近鉄奈良駅周辺など、駅近くの土地も多くありますので、条件に合う土地が見つかるかもしれません。


生駒市・奈良市ともに現在は、「工業専用地域」の分類はありません。どちらの市も、ホームページにて用途地域の提示がされていますので、ぜひ確認してみてください。


樹木が爽やかな彩を添える土間空間


03 Let's take counsel!
良い土地に出会いたいなら、
VITA ARCHITECTUREへご相談ください!

良い土地にめぐり合うためには、「利便性」「エリア確認」「情報収集の方法」この3つのポイントを意識しましょう。それでもなかなか良い土地が見つからないときは、「VITA(ヴィータ)」へご相談ください。
奈良市・生駒市エリアの土地情報はもちろん、注文住宅の設計から建築まで承っております。家づくりのスタートは相談から!VITAでは、託児ありの個別無料相談や、家づくり勉強会なども開催していますのでお気軽にご参加ください。


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1級建築士...1名・2級建築士...2名 / 木造建築士...1名 / 宅地建物取引士...5名 / 賃貸不動産経営管理士...2名 / FP1級...1名・FP2級...2名・FP3級...5名 / 行政書士...1名 / AFP...1名


関連記事:生駒市の特徴について
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注文住宅の断熱を示す「UA値」「断熱等級」とは?

UA値・C値イメージ

快適な暮らしをするために、大切なポイントとなってくる家の性能をご存じでしょうか?
それは断熱性能です。注文住宅を建てるうえで欠かせない住宅性能ともいえるでしょう。
この記事では、断熱性能を表すUA値や断熱等級についてご紹介します。また、生駒市・奈良市エリアの地域情報もお伝えするので、参考にしてみてください。

01 Why is insulation necessary?
なぜ断熱性能が必要?
断熱性能とは、外気の温度を遮断する性能です。室内温度は外気温に大きく影響を受けますが、断熱性能が高い家ほど外気温の影響をあまり受けません。断熱性能が高ければ、夏も冬も快適に過ごせるというわけです。
また、エアコンなどの使用頻度が抑えられるので光熱費の削減にもつながり、家族の健康を守ってくれる大切な役割も果たします。室内の温度が下がるのを抑制しつつ、ヒートショックによって起こる健康被害も防げます。そんな断熱性能には様々なレベルがあり、レベルによってメリットや効果に違いがあることをご存じでしょうか?

断熱等性能等級とは?

断熱性能には、「断熱等性能等級」という省エネ性能を示すランクで区切られた基準があります。これは国土交通省が制定する「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の中で定められたものです。


等級7 : 暖冷房使用時に発生する一次エネルギー消費量の約40%が削減可能な性能。
等級6 : 暖冷房使用時に発生する一次エネルギー消費量の約30%が削減可能な性能。
等級5 : ZEH基準相当レベル。
等級4 : 次世代省エネ基準といわれ、これまでの品確法では最高水準だった。
等級3 : 一定レベルの省エネ性能をもつ。新省エネ基準と呼ばれてきた。
等級2 : 約40年前の基準のため、省エネレベルは低い。
等級1 : 上記以外


等級が高いほど、断熱性能が高いことを指しています。2022年に等級5・6・7が制定されるまでは、約23年前に制定された等級4が最高水準でした。しかしながら「2050年の住宅脱炭素化」に向けて、さらに高い断熱性能が求められたため、断熱等級の改新が行われたのです。等級4より断熱性能が高いとされるZEH水準やHEAT20による基準のG2・G3グレードが新しく基準として参考とされています。

窓越しにテラスが続くブラウンのインテリアがお洒落なリビング

UA値とは

UA値とは、外皮平均熱貫流率といって「室内から外へ出ていく熱量」を示したものです。
熱損失量(w/k)を外皮面積(㎡)で割ると、外皮平均熱貫流率であるUA値が算出できます。UA値が小さいほど熱が外へ出にくく、断熱性能が高いのです。
基準になる実際の数値は、国土交通省が省エネ基準の指標を出しています。大きく8つの地域に分かれ、住んでいる地域によって区分されています。例えば東京都23区だと、地域区分6なのでUA値は等級5なら0.6、等級6なら0.46、等級7なら0.26以下でなければ、基準をクリアしたことにはなりません。

省エネ法とは

「エネルギー使用の合理化等に関する法律」のことをいいます。オイルショックを機に1979年に制定された法律で、輸送機関や工場などでのエネルギー使用を効率的に行っていくことが目的とされています。
省エネ法においてエネルギーとされるのは、電気・燃料・熱の3つ。これに該当しない風力や太陽光のエネルギーは対象とはなりません。

省エネ基準とは

「省エネルギー基準」は、省エネ法に基づいて定められた住宅分野に関する基準です。その中では、地域区分によって以下のようにUA値の基準が定められています。
省エネ基準グラフ


ZEHとは

"Net Zero Energy House"の略語で「エネルギーの収支をゼロ以下にする家」が目標に掲げられています。生活で消費してしまうエネルギーよりも太陽光などを活用して生み出すエネルギーが上回ることを目指します。断熱性能が高く、省エネ重視された住宅に設けられた基準で、各地域によるZEHの基準に適合するUA値は以下の通りです。
ZEHグラフ


HEAT20とは

HEAT20とは「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称。HEAT20は地球温暖化やエネルギー問題について長期的な視点で考え、省エネ化を推進するために住宅の断熱性能に注目。住宅の断熱性能を上げ、住む人の健康維持、快適性向上を実現するために活動する組織です。HEAT20は、日本を8地域に区分し、各地の気候に適切な断熱性能の基準値を設定しており、基準値には3つのグレードがあります。
より高い省エネ化を実現するためZEHなどの他基準よりも、厳しめな基準が設定されています。HEAT20の地域別、グレードごとの基準に適合するUA値は以下の通りです。

HEAT20グラフ


02 Advantages and disadvantages
断熱等級のメリットとデメリット
大きな窓と吹き抜けで明るいリビング

次に断熱等級ごとにおけるメリットとデメリットを紹介します。

断熱等級のメリット

断熱性能が高い住宅は、外気の影響を受けにくく消費エネルギーを抑えられるため、経済的に優しくかつ快適な住宅といえるでしょう。等級によって、住宅ローン減税控除額が拡大されたり、「ZEH支援事業」「こどもみらい住宅支援事業」などの補助制度を利用できたりする可能性があります。ただし、断熱等性能等級以外のその他の要件についても確認が必要です。等級が高い省エネ住宅は初期費用が高めなので、こういった優遇は魅力的ですね。

断熱等級のデメリット

快適性が高い省エネ住宅ですが、デメリットはコストがかかることです。等級が上がるほど、高気密・高断熱の性能も上がるわけですが、やはり通常の住宅よりも初期費用が割高になってきます。長い目で見れば光熱費が削減でき、家を長持ちさせることにつながるので、しっかり考えたいポイントです。


03 Regional information of Nara City and Ikoma City
生駒市、奈良市エリアの地域情報
生駒市の風景

注文住宅を建てようと考えたときに、重要になってくるのが住宅を建てる土地情報ですよね。住宅を建てようと考えているエリアの気候や地域区分などを知っておいて損はないでしょう。そこで奈良県生駒市、奈良市エリアの地域情報をご紹介します。

地域区分は?

前述したとおり、日本での地域区分は8つの地域に分けられており、奈良市は6地域、生駒市は5地域に区分されます。5・6地域の省エネ基準に適合するUA値は0.87です。

ZEH基準とHEAT20基準の具体的なUA値

6地域である奈良市と5地域の生駒市のZEH基準に適合するUA値はどちらも0.6相当以下となっています。
HEAT20適合のUA値はグレードごとに異なります。まず5地域である生駒市は、G1では0.48、G2では0.34、G3では0.23とされています。6地域である奈良市では、G1では0.56、G2では0.46、G3では0.26とされています。

奈良市の気候

奈良市の気候の特徴は、夏は温度が高め、冬は温度が低めです。年間平均気温は14℃で、内陸性気候の特徴を持ちます。2020年の年間日照時間は約1,895時間。年間降水量が少ないことから、水不足が市の課題となっていましたが、須川ダムが建設されたことで水の需要に対応できました。

生駒市の気候

生駒市は年間平均気温が15℃前後で、最高気温と最低気温の差が大きい盆地気候です。生駒市の年間日照時間は約1900時間前後で、年間の降水量は年によって差はありますが1000~1500mm前後です。


白と黒の外壁とグリーンの庭が爽やかな家
04 Let's take counsel!
断熱性能が高い省エネ住宅の建築は、
VITA ARCHITECTUREにお任せください

年間を通して温度差が大きい生駒市・奈良市で注文住宅を建てるなら、断熱性の高い省エネ住宅がおすすめです。断熱性能が高い省エネ住宅なら、外気温の差にも左右されず、快適に過ごすことができるでしょう。しかし、建築における初期費用を考えると躊躇する方もいらっしゃるかもしれません。VITAなら、コストパフォーマンスだけでなく、住宅性能やデザインにも注目し、快適に暮らしやすい住宅を実現します。理想の家を実現したい方は、ぜひVITAまでご相談ください。


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関連記事:<VITA ARCHITECTURE>の家の断熱性能について

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注文住宅で快適な生活を送るのに必要な住宅性能は?

落ち着いた雰囲気の勾配天井のあるダウンフロアリビング

せっかく注文住宅を建てるなら、快適な生活を送れる家にしたいものです。快適な住まいをつくる上で欠かせないのが住宅性能。本記事では、住宅性能の重要性についてご紹介します。また、生駒市・奈良市エリアの地域情報をお伝えするので、参考にしてください。

01 Why do we need housing performance?
注文住宅を建てる際になぜ住宅性能が重要なの?
最近注目されている住宅性能ですが、なぜ重要なのでしょうか。断熱性・気密性に注目しながら、住宅性能が重要である理由についてみていきましょう。

住宅性能とは?

最近住宅を建築する際は、デザインや設計プランだけでなく住宅性能の高い家に力を入れているハウスメーカーや工務店などの住宅会社も増えています。そもそも、住宅性能が高い家とはどのような家のことでしょうか。
住宅性能とは、断熱性や気密性、省エネ性、耐震性、防犯性、防火性、耐久性などを指します。これらの性能が優れている家が、高性能住宅と呼ばれるのです。高性能住宅であれば、季節を問わず快適に過ごせるだけでなく、光熱費削減にもつながります。

断熱性とは?

断熱性とは、熱が伝わるのを妨げる性能です。家の中の温度は、外気に大きく影響を受けます。しかし、断熱性が高い家だと外壁や窓などから熱が逃げにくくなり、外気の影響も受けにくいため効率よく部屋の温度を調整しやすくなるのです。
その結果、エアコンなどの暖房器具の使用を抑えられ、光熱費の削減につながります。断熱性能の高い窓を取り入れ、内壁と外壁の間に断熱材を使用するなど、効率よく温度調整ができるようにして断熱性能を高めます。

気密性とは?

気密性とは、建物内の窓や壁などに空気が通る隙間の少ない性質のことです。昔の木造住宅は隙間が多く隙間風がよく入っていましたが、気密性の高い家だと外部の影響を受けにくく、室内の快適な空気が逃げないようにしてくれます。ほかにも、気密性が高いと家の結露を防いだり、断熱性能の劣化を防いだりといった効果もあります。

断熱性と気密性の関係性とは?

断熱性と気密性は、セットで扱われることが多いです。その理由として、断熱性能の高い家にするためには、建物内は隙間のない気密性のある環境にする必要があります。せっかく断熱性能の高い家にしても、隙間風が多い気密性の低い家だと高性能な断熱性も上手に発揮できません。そのため、高断熱高気密である必要があるのです。

耐震性とは?

耐震性とは、地震の揺れに耐えられる度合いのことです。耐震性が高いほど大きな地震がきても倒壊や破損が起こりにくくなります。耐震性が高いと、地震に強いだけでなく、強風や台風などの影響も受けにくくなるのです。地震や台風などの災害が多い日本では、耐震性が重要な要素となります。


02 Benefits of high-performance housing
高性能住宅のメリットとは?
グレー基調のインテリアがモダンな大きな窓に面したリビング

断熱性・気密性といった住宅性能の高い家にはどういったメリットがあるのか、ご紹介しましょう。

年中快適に過ごせる

住宅性能が高いと家のどこにいても同じ温度であるため、季節や場所を問わず快適に生活できます。冬場に冷え切った風呂場やトイレへ行くのが億劫になることもありません。

電気代などの光熱費を節約できる

国熱の移動が少なく外気の影響を受けにくいため、冷暖房が効率よく効きます。そのため、日々のエネルギーロスが少なくなり、光熱費を削減できるのです。

防音効果がある

住宅性能が高い住宅は防音効果も高くなります。生活音が隙間から漏れにくくなるだけでなく、外の音も気になりにくくなるため、静かに暮らしたい方にいいでしょう。また、小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。


03 Disadvantages of high-performance housing
高性能住宅のデメリットとは?
マイホームと住宅ローン

断熱性・気密性といった住宅性能の高い家には、どういったデメリットがあるのでしょうか。

初期投資がかかる

住宅性能の高い家は精度の高い設計と施工技術を必要とするため、建築コストがかかります。しかし、建築後にかかるランニングコストは抑えることが可能です

暖房器具が制限される

燃焼に使用した排気を室内に放出する、石油ストーブなどの開放型暖房機は注意が必要です。定期的に換気を行えば使用可能ですが、住宅性能の高い家のメリットである「光熱費の節約」「効率的な換気」などが意味をなさなくなるため、使用をおすすめしません。

04 Subsidy system

高性能住宅の補助制度
UA値C値イメージ

一定の住宅性能を満たすと、補助金などを受けられる制度があります。
現在受けられる補助制度には、子育て世帯と若者夫婦世帯が住宅性能の高い家を建てた場合に補助金が給付される「こどもエコすまい支援事業」があります。
「ZEH支援事業」「LCCM住宅整備推進事業」「地域型住宅グリーン化事業」に関しては2023年度も実施される予定ですが、情報解禁されていないため今後の動向を確認してください。補助制度は毎年補助額やスケジュールが変更されます。また、募集枠に達すると期限内であっても終了することもあるため、随時最新情報を確認するようにしましょう。


04 Regional information of Nara City and Ikoma City
生駒市、奈良市エリアの地域情報
生駒市と奈良市風景

住宅性能の高い家を建築するにあたって、住宅を建てるエリアの気候や地域区分などを知っておく必要があります。そこで、生駒市、奈良市エリアの地域情報についてご紹介しましょう。

地域区分・UA値

日本国内でも地域によって気候は大きく異なります。そのため、省エネ住宅かを判断するための指標が地域ごとに定められているのです。適合する地域区分によってUA値などが規定されています。地域区分で8つの地域に分けられており、生駒市は地域区分5、奈良市は地域区分6のエリアです。
また、省エネ住宅かを判断するにあたり、UA値も重要となります。UA値は、屋根や外壁、窓などを通して外へ逃げていく熱量を外皮全体で平均化した値です。値が小さいほど熱が逃げにくい家だと判断でき、省エネ性能が高い家といえます。

ZEH基準におけるUA値

国は1~4の断熱等級を定めていますが、それ以上の上級クラスがZEH(ゼッチ)基準です。ZEHとは、太陽光発電などの設備システムで創られるエネルギーにより、1年間の消費エネルギーを実質ゼロにすることを目指した住宅です。地域区分5・6のZEH基準は0.6相当以下となっています。

HEAT20基準におけるUA値

HEAT20とは、住宅の断熱性能における新しい設計基準です。より快適な住宅を目指して専門家が集まり、制定されました。HEAT20は住宅内の体感室温を重視し、冬場における部屋の体感温度を10~15℃以上に保てる断熱性能を基準としています。HEAT20における基準は3グレードとなっており、地域区分5エリアにおけるUA値は以下の通りです。

【G3】15℃を下回らない 0.23
【G2】13℃を下回らない 0.34
【G1】10℃を下回らない 0.48

これから注文住宅の購入を検討している場合は、最低でもHEAT20G2基準をクリアした性能レベルで家づくりを進められると、長く快適な暮らしが手に入れられるのでおすすめです。

生駒市の気候(日照時間や雨量)

生駒市は年間平均気温が15℃前後のため、暖温帯に区分されます。しかし、夏は暑く冬は寒いため、最高気温と最低気温の差が多い盆地気候です。年によって降水量に差は生じますが、1,000~1,500mmで推移しています。
年間日照時間は約1,905時間で、815市区中518位です。

奈良市の気候(日照時間や雨量)

奈良市の気温は、夏は高温、冬は低温となり、1年間で差が大きいのが特徴です。また、昼と夜の温度差も大きくなります。
降水量は少なく、内陸性気候が反映されています。月別の降水量に関しては、季節風の影響で冬は少なく夏が多いです。降水量が少ないことが課題となっていましたが、須川ダムが建設されたことで水の需要に対応できています。
年間日照時間は約1,895時間で、815市区中530位です。


樹木の影が落ちる無垢の床
05 Let's take counsel!
注文住宅を建てるなら住まいの総合サービス、
VITA ARCHITECTUREへ!

温度差の大きい生駒市・奈良市で注文住宅を建築する場合は、断熱性・気密性に優れた住宅性能の高い家がおすすめです。しかし、住宅性能の高い家は建築コストがかさむため、躊躇している方もいらっしゃるかもしれません。
VITAなら、住宅性能やコストパフォーマンス、デザインという3つを追求した住宅を実現します。妥協しない家づくりがしたい方はぜひVITAまでご相談ください。


【編集】
1級建築士...1名・2級建築士...2名 / 木造建築士...1名 / 宅地建物取引士...5名 / 賃貸不動産経営管理士...2名 / FP1級...1名・FP2級...2名・FP3級...5名 / 行政書士...1名 / AFP...1名


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