2022年12月 9日

庭をおしゃれにするには?<br>失敗しないテクニックとおすすめの植物

広い庭のある家

一戸建ての印象は「庭」で決まるといっても過言ではありません。おしゃれで素敵な庭を見ると、おうちの中も覗いてみたい!そんな気持ちにさせてくれますよね。
また、新築注文住宅の建築時に庭づくりをすることで、セキュリティ面での安心に繋がることや、雨による土のぬかるみや雑草処理などの管理の手間が最小限になるというメリットもあります。
今回は、おしゃれな庭づくりのポイントをご紹介します。また、奈良県生駒市・奈良市の気候におすすめの植物もあわせてご紹介!シンボルツリーなどにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

01 Three points for making an attractive garden
おしゃれな庭にする3つのポイント

ガビオンのある庭

新築などで外構やエクステリアのデザインを検討するとき「限られた予算内で最低限あればいい」と、漠然としたイメージを伝えられることがあります。これは当初の予算からおうちにかける費用が大幅にアップしてしまい、庭にかけられる予算がなくなってしまった、という方が多いためです。

しかし、庭の仕上がりによって、思いを込めて建てたおうちの見え方が変わってしまうのも事実。限られた予算内でも、ポイントを押さえながらおしゃれな庭づくりに挑戦してみましょう!


庭の広さでレイアウトを決める

庭の印象は、植栽のレイアウトがカギとなります。家づくりにおいての植栽とは、庭などの空間を樹木や植物、花といった材料でデザインすることです。限られた庭の広さを把握して、シンボルツリーや目隠しなど、植物の大きさや特性を活かしながらレイアウトを決めていきましょう。

レイアウトの自由度が低い、小さな庭には巨大化しない低木を中心に、広い庭ならシンボルツリーやベンチ、アプローチなどを配置して楽しみます。

家のテイストに合った植物や建材を選ぶ

家のデザインには、モダンでスタイリッシュな家やナチュラルでカフェのような家、和テイストのシックな家など、さまざまなテイストがありますね。

家と庭のテイストがアンバランスだと、統一感がなく全体の雰囲気がいまいちに...。庭や玄関先の植栽は、家のテイストと合わせるだけで相乗効果によって家全体が引き立ち、おしゃれになります。また、門扉やタイル、庭石なども家のテイストに合わせた素材や色にコーディネートすることで、まとまりのある印象に。

アイテムの単品だけを見て好きなものを寄せ集めるのではなく、家全体のバランスを考えながら組み合わせることが大切です。


ライフスタイルに合わせた庭にする

庭が素敵に見えるかどうかは、単純に見た目だけでなく住む人のライフスタイルに合っているかという点も重要です。

例えば、庭の広さを活かしてガーデニングを楽しむはずだったのに、背の高い樹木をたくさん植えたことで家庭菜園や花壇に日陰ができてしまった...。という失敗例があります。このようなことにならないよう、理想の暮らし方やライフスタイルを庭にも落とし込みながら決めていけるといいですね。


02 Plants suitable for the climate

気候に合った植物を選ぶことも大切!

植栽を考えるうえで、その土地の気候に合った植物を選ぶことはとても大切です。奈良県の気候は全体的に穏やかで暖かい日が多いですが、地形の違いによる気温差があり、特に山間部の冬は厳しい寒さが続きます。


収穫間近の瑞々しいオリーブ

しかし、生駒市や奈良市は、気候が比較的穏やかな地域なので、選べる植物のバリエーションは豊富といえるでしょう。

03 Plants suitable for growing in Ikoma city and Nara city
シンボルツリーにも!生駒市・奈良市におすすめの植物4選

それでは最後に、VITAのガーデン部門でもある「VITA GREEN」がおすすめする植物を4つご紹介します。生駒市や奈良市の気候に最適で、おしゃれな庭にしてくれる植物をぜひご参考にどうぞ。


樹形美は印象的な「アオダモ」

アオダモは、細くサラッとした樹形美と存在感のある風格が人気の樹木です。耐寒性が強く暑い場所にも強めなため、暖かい奈良市、生駒市に限らず奈良県の寒い地方でも楽しめるでしょう。どんなテイストの家にも合わせやすく手入れが簡単なため、シンボルツリーとしておすすめ。春は白く淡雪のような花を咲かせ、季節の訪れを感じさせてくれます。夜はライトアップで陰影を演出しても素敵です。

強くて爽やかな「シマトネリコ」

同じく、シンボルツリーとして大人気のシマトネリコ。暖かい気候に適した常緑樹です。小ぶりでコロンとした葉っぱがかわいらしいので、北欧テイストやフレンチカントリーなテイストの家と相性抜群。春は白くふわふわっとした花が咲き、夏の終わりには果実がなるのも見どころです。

四季を楽しめるモダンな「オリーブ」

「平和」が花言葉のオリーブは、縁起木として人気。常緑樹のため一年を通して美しいグリーンを楽しめます。また地中海沿岸が原産地のオリーブは、雨の少ない暖かい気候を好むため、少雨地帯といわれる奈良市や生駒市と好相性なのです。
初夏にはクリーム色の小花を咲かせ、2品種以上を植えつければ冬にかけて果実がなるため、季節の訪れも感じられるでしょう。青みのある葉色が特徴的なオリーブは、モダンでスタイリッシュな家にぴったりです。

季節ごとに顔の変わる「ヤマボウシ」

初夏に咲く白い4枚の花びらが、頭巾をかぶった僧侶に見えることから「ヤマボウシ(山法師)」と名付けられた樹木。僧侶に見立てられ、縁起がいいと人気です。寒さにはやや弱く暖かい場所を好みます。秋になると真っ赤に熟した果実がつき食べられるため、ジャムにすると美味しいです。紅葉も楽しめる常緑ヤマボウシは、和のテイストを入れた家と相性抜群。シンボルツリーはもちろん、葉っぱにボリュームがあるため目隠しとしてもおすすめです。


04 Let's take counsel!
庭づくりを含めたマイホーム建築は
VITA ARCHITECTUREにお任せください!

家づくりと庭づくりは、切り離すことのできない組み合わせ。家を引き立てるのも庭を引き立てるのも、両者の相性あってのことです。つまり、家をつくるハウスメーカーや工務店とテイストの合う外構業者を見つけるのも、大切なポイントといえるでしょう。

「VITA」ではVITA GREENとして外構事業も行っており、洗練されたガーデンデザイナーと共に庭のコーディネートをしています。そのため、建物との相性はもちろん、外構業者で悩むこともありません。奈良県生駒市・奈良市で注文住宅やリノベーションを検討している方、エクステリア・ガーデンでお悩みの方は、ぜひVITA ARCHITECTUREまでご相談ください!

お洒落な庭のある黒い家

【編集チーム】
資格保持者:1級建築士...1名・2級建築士...2名 / 木造建築士...1名 / 宅地建物取引士...5名 / 賃貸不動産経営管理士...2名 / FP1級...1名・FP2級...2名・FP3級...5名 / 行政書士...1名 / AFP...1名

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注文住宅で間取りの自由度アップ!<br>平屋の魅力と生駒市・奈良市の土地坪単価

平屋と聞くと、昔ながらの日本家屋のイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし近頃では、スタイリッシュな外観の平屋も多く、若い子育て世帯の間でも人気が高まっているのです。注文住宅で建てる平屋は、間取りの自由度が高く平屋ならではのメリットも多くあります。今回は、一戸建ての注文住宅における平屋の魅力とともに、平屋の建築におすすめのエリアもご紹介しましょう。

黒とウッドのスタイリッシュな平屋


01 The charms of one-storied house

平屋住宅3つの魅力
2階建てが主流の戸建て住宅の中で、1階建ての平屋はどのような住み心地なのか気になるところではないでしょうか。実際に住んでいる人の多くは、平屋暮らしにメリットを感じているようです。ここからは平屋住宅の魅力を3つピックアップしてご紹介します。


すべてがワンフロアに収まる暮らしやすさ

平屋は1階しかないため、生活スペースのすべてがワンフロアに収まります。間取り次第で生活動線がコンパクトになり、家事の負担を軽減できるのも大きなメリット。LDKと個人の居室が同じフロアにあるため、家族の気配が感じられ、コミュニケーションがとりやすいのも平屋の魅力のひとつです。

ワンフロアの暮らしやすさはマンションにもありますが、採光や庭との一体感を考慮した住まいづくりができるのは、平屋ならではの魅力と言えるでしょう。

強い構造と安く抑えられるメンテナンス費用

おうち造りの資金計画

平屋は建物の高さが低い分、2階建て以上の建物に比べて構造が安定しています。1階と2階のつなぎ目部分がない上に重心が低いため、住宅の構造自体が強いのが特徴。地震の揺れに強く、台風の影響も受けにくいと言われています。

新築で建てた住宅も、長く住んでいると屋根や外壁などのメンテナンスが必要です。1階建ての平屋ではメンテナンスの際に足場を組む必要がなく、その分費用が安く済みます。長く住み続ける家だからこそ、メンテナンス費用を抑えられることは、大きな魅力ではないでしょうか。

バリアフリーで老後も安心

平屋の大きな特徴と言えば、階段がないこと。バリアフリー化しやすいことは、平屋の魅力のひとつです。高齢になると、階段の上り下りが負担になることもあるでしょう。2階建て以上の戸建て住宅でも各フロアをバリアフリーにできますが、ホームエレベーターを設置するとなるとかなりの費用がかかります。

その点、2階がない前提で建てられた平屋なら、老後に大きなリフォームをすることなく住み続けることが可能。また、子どもが小さな頃は、階段からの転落の危険も避けられるため安心して暮らせます。


02 The advantages of building a one-storied house

注文住宅で平屋を立てるメリット
ガレージのある平屋の家


多くの魅力がある平屋住宅ですが、注文住宅で建てるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず、大きなメリットとして挙げられるのは、注文住宅では間取りの自由度が高いこと。家事動線のよい間取りや、コの字型やロの字型で中庭を囲んだ間取りなど、希望に合わせた平屋を建てられます。また、2階がないため「LDKの天井を高くする」「勾配天井を取り入れる」など工夫して、開放感あふれる住宅にすることも可能です。

注文住宅では、外観も含めトータルで「住みたい家」のイメージを実現できます。例えば、VITAが手掛けた平屋住宅の中には、「愛車を眺めるために建てられた」というビルトインガレージがある平屋も。イメージした理想の家をプランに落とし込んで建築できるのは、注文住宅の醍醐味と言えるでしょう。


03 The Area suitable for building a one-storied house

平屋を建てるならどのエリア?
ここまで平屋住宅の魅力をお伝えしましたが、実際に建てるとなると費用の面も気になるのではないでしょうか。平屋を建てるには、2階がない分広い土地が必要になります。費用を抑えるためには、坪単価が低い土地を探すこともひとつの方法です。ここからは、奈良県で平屋建築におすすめのエリアと土地坪単価をご紹介しますので、参考にしてください。


生駒市

奈良県の北西端に位置する生駒市は、標高642メートルの生駒山をはじめ、矢田丘陵や京丘陵が広がる緑豊かな市です。大阪府と京都府に隣接し、生駒駅から大阪の難波駅までは近鉄奈良線の快速急行で約25分とアクセスがよく、大阪に通勤する人たちのベッドタウンとしても人気があるエリア。

2022年に国土交通省が発表した生駒市の地価公示価格は、平均坪単価が約36.2万円です。生駒市は2019年にSDGs未来都市に選定され、環境に配慮した再生可能エネルギーの普及や、エネルギーの地産地消サイクルの推進をしています。東京圏からの移住者への支援金給付制度や、住宅の創エネ・省エネシステム設置費用の一部を助成する制度があるので、一度要件を確認してみてはいかがでしょうか。


奈良市

奈良市は奈良県の県庁所在地で、その昔、「奈良の都 平城京」として栄えた地域です。そのため多くの文化財を有し、奈良の大仏で有名な東大寺をはじめとする8つの資産で構成された「古都奈良の文化財」は、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

奈良市への移住者は増加傾向にあり、2021年の0歳から14歳の転入超過数は全国17位でした。全国に先駆けて市内の全市立小・中学校へのタブレット端末の配布を行うなど、充実した教育環境が子育て世帯からの注目を集めているのではないでしょうか。奈良市では、無料で利用できる「子育て広場」を40か所以上設置しているほか、学童保育では19時までの延長保育の利用や、給食のない夏休みにも昼食を注文できる全国初の取り組みをしています。

2022年国土交通省発表の地価公示価格によると、奈良市の平均坪単価は約45.3万円。奈良市はリニア中央新幹線の新駅誘致に取り組んでおり、実現するとなると地価にも影響があるかもしれません。

04 Let's take counsel!
魅力的な平屋を平屋を注文住宅で建てるなら「VITA ARCHITECTURE」へ!

カジュアルな空間で仕事をするインテリアコーディネーター

今回は注文住宅における平屋の魅力を中心に、おすすめのエリアや坪単価についてもご紹介しました。VITAでは生駒市や奈良市を中心に、土地の売買から注文住宅までトータルでサービスを提供している工務店です。夢のマイホームに理想的な平屋暮らしを実現したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

関連記事:平屋に向いているのはどんな人?平屋のメリット、デメリット

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平屋に向いているのはどんな人?<br>平屋の特徴と平屋におすすめのエリア

メリットとデメリットのチェックリスト

近年、2階建てや3階建て住宅ではなく、新築「平屋」を選択する若い世代が増えているようです。開放的な間取りの平屋生活に憧れる方もいらっしゃると思いますが、短所にも目を向けなければ、「想像とは違った」という後悔を味わってしまうかもしれません。今回は、平屋住まいに向いている人はどんな人なのか、メリット・デメリットを見ながらその特徴を捉えていきましょう。


01 What is a one-story house?

そもそも「平屋」とは何なのか?

「平屋」とは、階段のない1階建ての一戸建て住宅のことです。リビングや寝室、キッチン、トイレにバスルーム、すべてがワンフロアに配置されています。かつては日本の戸建て住宅の中で主流のタイプでしたが、人口増加や土地価格の高騰により、住宅のあり方が変遷しました。しかし、核家族化の進展とともに1世帯あたりの人数が減少している今、平屋を希望、選択する若い世代が増えているのです。現代の平屋は、ひと昔前の平屋に比べてデザインや間取り、機能性が格段にアップしています。このような理由もあり、個性を発揮したい若い世帯からの「平屋」支持が上がっているようです。


02 Merit & demerit of one-story house

平屋建てのメリット・デメリット

ウッドデッキのある平屋の家

かつての姿とは異なるデザイン性・機能性に優れた平屋が再注目されていますが、ほかにもどのような点が人気を博しているのでしょうか。平屋建てのメリットだけでなくデメリットも確認してみましょう。

平屋建てのメリット




■ 生活動線がシンプルで効率的

LDKにバス・トイレ、すべての部屋がワンフロアに配置された平屋は、生活動線がシンプルで効率的なのが特徴です。また、1階建てで上下移動がなく段差の少ないつくりは、長期間住める点でも優良な住宅です。間取りを工夫すれば、玄関や駐車場からキッチン・パントリーへ、風呂場からランドリールームへ、といった移動がコンパクトになります。

■ 地震や風による揺れに強い

地震や風による揺れは、背の高い建物ほど影響を受けやすくなります。そのため、1階建ての平屋はこれらの揺れに強いのが特徴です。また、上からの荷重が少ないうえ、基礎部分の面積が大きくて安定しやすい構造であることも揺れに強い理由です。

■ メンテナンス費を抑えられる

新築の住宅でも、10~15年に一度はメンテナンスが必要になります。2階建ての外壁や屋根の修繕となると、大掛かりな足場を組まなければならず、その費用が高くなりがちです。一方1階建ての平屋はそういった必要がないため、メンテナンスにおける費用を抑えられるのが特徴です。

■ コミュニケーションが取りやすい

すべての部屋がワンフロアにある平屋は、常に家族の気配を感じられる、コミュニ―ケーションの取りやすい住宅です。子どもが小さいときは遊んでいても目が届きやすい、思春期になっても各部屋にリビングを通って行く間取りにすればすれ違いを防げるといったメリットもあります。


平屋建てのデメリット




■ 広めの土地が必要

縦に面積をとれる2階建て住宅と違い、ワンフロアで完結する平屋を建てるには、それなりの敷地面積が必要です。延床面積や建ぺい率との兼ね合いを考えながら土地を探す必要があります。また、土地が広いとそれだけ固定資産税も高くなり、負担が増える可能性もあるでしょう。同じ広さの住宅でも、2階建てか平屋かで購入価格・税金に差があります。

■ 建築費用が高くなりやすい

平屋は、同じ延床面積の2階建て住宅を建てるよりも、建築費用が高くなりやすいという特徴があります。それは、2階建てに比べて基礎部分と屋根の面積が大きいからです。住宅の建築費用における高コスト部分の面積が大きいため、2階建てよりも坪単価が高くなることがあります。

■ 日当たりや風通しに要注意

1階建ての平屋は、周囲の住宅環境や間取りによって採光や風通しが難しくなってしまう可能性があります。中心部に中庭を設けるなどの対策が必要になるケースもあるでしょう。また、屋根の面積が広い平屋は太陽の熱の影響を受けやすいという特徴もあります。遮熱や断熱にかかる費用が増すことも頭に入れておかなければなりません。

■ プライバシー・防犯に配慮が必要

1階建ての平屋住宅は、すべての部屋が同じフロアにあるため、外部からの視線や侵入が心配されます。リビングの位置や洗濯物を干す場所、塀や目隠しの設置といったプライバシー・防犯対策には細やかな配慮が必要です。外構をきちんと検討することで、安心にも繋がりますので、家づくりを進めている工務店等の住宅会社に相談してみましょう。


03 People who are suitable for living in a one-storied house

平屋住まいに向いている人・いない人

平屋建てのメリット・デメリットは表裏一体です。土地の広さ・家族のスタイル・将来を見据えて間取りなどをイメージし、長期的な視点から総合的な判断を下す必要があります。ここからは、平屋建てのメリット・デメリットをもとに、平屋住まいに向いている人・いない人のポイントをまとめていきます。

平屋住まいに向いている人


・小さな子どもや高齢者など、バリアフリーが好ましい年齢層の家族がいる人
・一人暮らしや夫婦のみでコンパクトな生活をしたいと考えている人
・老後に不便な暮らしとならないような生活動線を希望する人
・開放感のある居住空間に住みたい人


平屋住まいに向いていない人


・居住スペースの広さ・多さを求める人
・個々のプライバシーをしっかりと守りたい人
・リモートワークや在宅勤務など、自宅での仕事が多い人
・周辺環境や防犯面を重要視する人


04 Information of Nara area

奈良県のエリア情報

奈良の町並み 奈良県奈良市

ここまで、平屋住宅の特徴や向き・不向きをお伝えしてきました。では、奈良県で実際に平屋住宅を建てるとするとどの辺りがよいのか、おすすめのエリアを紹介します。


奈良県 生駒市

大阪中心部へのアクセスが良好な生駒市は、大阪のベッドタウンとして人気のエリアです。生駒市の平均土地坪単価は23.7万円/坪(2022年時点)となっています。医療費助成(所得制限なし)が中学校卒業まで対象であることなど、子育て世帯にもおすすめのエリアです。
平屋を建てたい方は、坪単価が高すぎない地域を選ぶとよいでしょう。生駒市の平均土地坪単価よりも安い地域には、近鉄「生駒駅」に徒歩でも行ける桜が丘や西松ヶ丘などがあります。


奈良県 奈良市

奈良市は県北部に位置し、京都府と接する奈良県の県庁所在地です。寺社仏閣や伝統芸能など、多くの歴史的文化遺産を有する国際的な文化観光都市で、世界遺産にも登録されています。奈良市の平均土地坪単価は28.0万円/坪(2022年時点)。こちらも中学卒業まで医療費助成(所得制限なし)が受けられるエリアであり、落ち着いた環境で子育てをしたい方におすすめです。奈良市の平均土地坪単価よりも安い地域には、三松や五条西、八条などがあります。


05 Let's take counsel

生駒市・奈良市で注文住宅を建てるなら、
「VITA ARCHITECTURE」にご相談ください!

本記事では、平屋住宅の特徴をメリット・デメリットで解説し、平屋住まいに向いている人と向いていない人をまとめました。どのような住宅が自分たちに適しているのか、ご検討の際の参考になさってください。

奈良県生駒市・奈良市を拠点に、「理想の暮らしをカタチにする」住まいの総合サービスを提供するVITA ARCHITECTURE(ヴィータアーキテクチャー)では、デザイン・性能・コストパフォーマンスを追求した注文住宅をご提案しています。家づくりにおいては、土地探しも含めたトータルサポートでお応えするのが特徴です。マイホーム建築をご検討中の方や、注文住宅に関するご相談はVITA ARCHITECTUREまで、何でもお問い合わせください。

関連記事:注文住宅で間取りの自由度アップ。平屋の魅力


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2022年12月 5日

高気密・高断熱住宅における断熱材と窓について

「ポイント」文字と電球

新築一戸建ての住宅性能で、重視したいポイントでもある気密性と断熱性。夏は涼しく冬は暖かく過ごすための家づくりで重要なのが、断熱材と窓です。
今回は、高気密・高断熱の住宅に欠かせない断熱材と窓について解説していきます。また、奈良エリアの断熱性能等級や、ZEH基準のUA値についても紹介しましょう。


01 What is the house with highly airtight and high heat insulation?
そもそも高気密、高断熱の家って何?

断熱材が付いた家の夏と冬のイメージ

高気密、高断熱の家とは一体どのようなものでしょうか。詳しく紹介しましょう。


高断熱の家

高断熱の家とは、内壁と外壁の間に断熱材を入れ、断熱性の高い窓を使用するなどの方法で断熱性能を高めたものをいいます。断熱材や断熱性の高い窓が外気の温度を通しにくくするため、夏の暑さや冬の寒さに影響されず快適に過ごせるのです。

高気密の家

高気密の家とは、断熱材や防湿シート、精度の高い建築材などを使用し、極力隙間をつくらないように建築された家をいいます。気密性が高い場合、隙間から夏の暑い外気や冬の寒い外気が入りにくくなるため、冷暖房の効率がよく過ごしやすい空間をつくってくれるのです。

02 Insulation & windows

高気密・高断熱住宅で使用される断熱材と窓とは

暮らしを快適にする断熱性能。選び方で夏・冬の過ごしやすさに差がでます。


断熱材の役割や種類

前項でも触れたように、断熱材は熱を遮断する役割を担っています。夏の冷房使用時は外の熱気を室内に取り込まないようにして、冬の暖房使用時は室内の暖かい空気を外に逃げにくくするのです。そして、断熱材には光熱費のコスト削減の役割もあります。外の熱気や冷気が室内に伝わりにくいため、無駄なエネルギーを消費せずに部屋の温度を保ってくれるので快適でエコな暮らしが実現できます。


断熱材は無機繊維系、木質繊維、天然素材系、発泡プラスチック系があり、住宅環境によって選び方はさまざま。断熱材には熱の伝わりやすさを示す「熱伝導率」が設定されており、低ければ低いほど断熱効果が高いといえます。断熱性を上げるためには、熱伝導率の低さだけ重視するのではなく、断熱材の厚みもポイントです。

窓の役割や種類

壁いっぱいに窓のあるリビング

住まいの中で熱の出入りが一番大きいのは「窓」。断熱材と同じく窓も断熱性を高める重要なものです。断熱窓には、外の熱気や冷気を通さない役割に加え、冬の健康リスクを減らし光熱費のコスト削減も期待できます。冬の浴室やトイレは暖房のある部屋との温度差があるため、心臓発作などのリスクが急激に増えるのです。また、熱中症発生場所の第1位は住宅内ともいわれています。夏の室温は窓の性能に左右されます。断熱性の高い窓には、外からの熱気や冷気を遮断し部屋全体を快適な温度にしてくれる役割があるため、エアコンの仕事を減らしてくれます。


断熱窓には単板ガラス、複層ガラスなどの種類があり、商品によって性能が異なるのです。
単板ガラスは一般的な1枚ガラスで、住宅の窓ガラスに使用されます。コストが安く施工しやすいメリットがある反面、断熱性能が低く結露しやすいというデメリットがあるのです。
複層ガラスは2枚以上のガラスを使用し、空気層を閉じ込めたものをいいます。断熱性能が高く防音性能にも優れている反面、コストが高くなってしまうデメリットも。また、複層ガラスの一種である「Low-E複層ガラス」は、外側に低放射性能を持つ金属膜が貼ってあるため、日光を反射させ室温を逃がしにくくします。Low-E複層ガラスには、断熱タイプと遮熱タイプの2種類が存在。断熱タイプは室内の熱を逃がしづらくし、遮熱タイプは紫外線や日射熱をカットしてくれる機能があります


そして、断熱性能を高めるためには、窓ガラスのみならず窓サッシの選び方も重要になるのです。窓サッシにもアルミサッシや樹脂サッシなど、さまざまな種類があります。アルミサッシは、住宅で用いられる一般的な窓サッシです。腐食やさびに強く、軽量ながらも強度に優れているのが特徴。しかし、断熱性能は極めて低く室内の熱を逃がしやすいため、断熱性を高めたい住宅には向いていません。
樹脂サッシは塩化ビニール樹脂でできており、断熱性能が非常に優れています。また、樹脂サッシは断熱性能のみならず、防音性能や気密性能も高く結露しにくいというメリットがあるのです。


03 Area division of Ikoma city and Nara city

奈良県生駒市、奈良市の断熱性能等級

奈良の町並み 奈良県奈良市

住宅の省エネ計算を行う際に用いられる「省エネルギー基準地域区分」。全国の地域は1~8区分に分けられ、奈良市(旧都祁村を除く)は全国的に最も多い6地域に対し、生駒市は北陸地方と同じ5地域に設定されています。

04 About UA-chi of Ikoma city and Nara city

奈良県生駒市、奈良市のZEH基準のUA値とは

ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット ゼロ エネルギー ハウス)」の略語で、1次エネルギーの生産量と消費量の年間収支ゼロ以下を目指す住宅をいいます。ZEHの住宅として認められるには、4つの基準をクリアする必要があるのです。
ZEH基準の要件の中でも特に注目されているのが、外皮平均熱貫流率であるUA値。エネルギーを極力使用しない住宅を目指すZEHは、高断熱基準が従来の省エネ基準より厳しく設定されているのです。省エネ基準の場合、4地域で0.75、5~7地域で0.87と設定されているのに対し、ZEH基準になると4~7地域で0.6以下まで強化しなければなりません。
つまり、5地域である奈良県生駒市と6地域である奈良市のZEH基準のUA値は、0.6以下となるのです。
VITAの標準UA値は0.46。これは高断熱住宅の基準であるHEAT20のG2に相当します。

05 Let's take counsel!
高気密・高断熱住宅のことなら
VITA ARCHITECTUREにお任せください

高気密・高断熱の注文住宅では、断熱材と窓が重要ポイントになります。断熱材と窓にもさまざまな種類があり、選ぶものによって断熱性能が大きく異なるのです。夏と冬の暑さ寒さ対策をして過ごしやすい環境にしたいのであれば、断熱材と窓についてしっかりと検討しましょう。
VITA ARCHITECTUREは奈良県生駒市に拠点を置く工務店で、高気密・高断熱の注文住宅の施工を得意としています。「夢のマイホームを高気密・高断熱住宅にするにはどれぐらいの費用になる?」「気密性・断熱性についてもっと詳しく知りたい」など、さまざまなお悩みをご相談ください。皆様のご質問に誠心誠意お応えして参ります。

関連記事:『基礎断熱』vs『床断熱』
関連ページ:VITA ARCHITECTUREの性能と品質 選ばれる3つの魅力

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『基礎断熱』vs『床断熱』<br>生駒市・奈良市のZEH基準

広い入口のあるR+houseの注文住宅

『基礎断熱』をご存知でしょうか?一戸建て住宅で快適な暮らしを送るために必要な『基礎断熱』ですが、家づくりにおいてスポットは当たりにくいかもしれません。そこで今回は、『基礎断熱』について詳しくご紹介していきます。その中で、『基礎断熱』のメリット・デメリットや一緒に耳にしやすい『床断熱』との違いを紐解いていきましょう。またZEH基準でクリアすべき断熱性能について、VITA ARCHTECTUREが中心に施工している奈良県生駒市・奈良市を具体例に解説します。

01 What is basic insulation?
『基礎断熱』とは?

『基礎断熱』とは、住宅の基礎であるコンクリート部分を断熱材で覆う施工方法です。「なぜ基礎部分に断熱材が必要なの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。『基礎断熱』は寒さが厳しい北海道で誕生しました。本来の施工法では断熱材を床下のみに施していましたが、より住宅の断熱性と気密性を保つために住宅の基礎にも断熱材を加工しました。『基礎断熱』を施すと床下も室温と変わらない温度になるため、特に冬場の断熱効果に優れています。『基礎断熱』には、3種類の施工方法があります。基礎内断熱と基礎両側断熱、そしてもうひとつ、基礎外断熱といって住宅基礎の外側に断熱材をかます方法がありますが、シロアリ対策が困難なためあまり普及されていません。この記事では、基礎内断熱をもとに説明します。


そもそも断熱材の役割って何?

断熱材と聞くと、熱を遮断するものというイメージをもたれることでしょう。その通りで、無機繊維系・木質繊維系といったさまざまな素材を使って、外気と室内の壁を作り、快適な室温を保つ役割を担っています。断熱材を施していない場合は、外気の暑さや寒さが室内に伝わりやすく、外気と大して変わらない室温になってしまう可能性が高いでしょう。さらに室内を適温にするためにエアコンをフル稼働させ、高額な光熱費がかかってしまうことにもつながります。断熱材を住宅に施すことは室温を快適に保つだけでなく、光熱費の節約にもなります。


02 The difference between basic insulation and floor insulation
『基礎断熱』と『床断熱』の違い

『基礎断熱』と『床断熱』の違いは、断熱材を設置する場所です。先述したように、『基礎断熱』は住宅のコンクリートでできた基礎部分に断熱材を設置します。一方『床断熱』は、住宅の1階床下に断熱材を施す工法となります。『床断熱』では、基礎部分は断熱層の外側になるため、外気と同じような温度になります。シロアリやカビの原因となる湿気を基礎内に発生させないために、外気から空気を取り込む通気口があるのも『床断熱』の特徴でしょう。断熱材をどこに設置するかで、床下の環境は大きく変化し、住宅の気密性に関係してくることを覚えておくといいでしょう。

03 Merit of basic insulation
『基礎断熱』のメリット

メリットとチョークで書かれた黒板

『基礎断熱』のメリットをご紹介します。


床下にエアコンが設置できる

『基礎断熱』の施工がしてあると、床下の空間も部屋と同じようにエアコンを効かせることが可能です。全館空調システムや床下にエアコンを設置しようと考えられている方は、『基礎断熱』が必須となりますので覚えておきましょう。


気密性が確保された暖かい家づくりが可能

『基礎断熱』が施された住宅では、床下に外気が通りません。そのため、床下の温度は室温とほとんど変わらず、冬であっても床下から冷気が入り込むことはないので、快適に過ごせます。室内に吹き抜けやリビング階段を作ろうとお考えの方は特に『基礎断熱』がおすすめでしょう。


省エネ効果が見込める

『基礎断熱』が施された断熱材の地熱を利用して、室内を夏は涼しく、冬は暖かくする効果があるので、省エネにもつながります。また基礎で使われているコンクリートには熱をため込む効果があり、エアコンで変化させた室温を持続させることができます。補助的な効果ではありますが、快適な暮らしの助けになってくれるでしょう。


水道管の凍結防止効果がある

冬になると出てくる問題が、水道管の凍結です。『床断熱』だと、凍結を防ぐ凍結防止帯を作動させるための電気代がかかってしまいます。『基礎断熱』であれば室内との気温差がほとんどないため、床下の水道管が凍結する心配はありません。


04 Demerit of basic insulation
『基礎断熱』のデメリット

デメリットとチョークで書かれた黒板

次に『基礎断熱』のデメリットについてお話していきます。

シロアリ侵入のリスクがある

そもそも『基礎断熱』は、床下を通気する必要がなく施工する際に床下を密封するので、シロアリ被害には遭いにくいのですが、完全に遮断というわけにはいかないようです。シロアリは風や明るい場所を嫌うため、蟻道を作って侵入します。『床断熱』であれば、床下を注意して見れば発見することが可能ですが、『基礎断熱』の場合はそうはいきません。一見侵入できなさそうな『基礎断熱』であっても、断熱材の中を通って柱に入っていく場合もあり、気づくのが遅れてしまうこともあります。防蟻処理された断熱材を使ったり、断熱材にシロアリが侵入できないように金属メッシュを施したり、シロアリ侵入対策をしっかり行いましょう。

カビが発生するリスクがある

住宅が完成後1~2年は、基礎となるコンクリートの水分が蒸発し続けます。コンクリートに含まれる水分が完全に抜けるまでの間は、蒸発する水分が原因でカビが発生しやすくなることも。カビを防ぐには、断熱換気口を3~4か所ほど設置したり、室内の床面に通気口を施し空気の循環をさせたりする方法があります。


05 Area division of energy saving standard & UA-chi
省エネ基準地域区分とZEH基準におけるUA値について

近年、ZEHやといった環境を配慮した取り組みが住宅設計にも関わっているのをご存じでしょうか?ZEHとは、先述した住宅の断熱性に注目し、住宅自体の省エネ性能を上げ、年間で計算した消費エネルギーの収入と支出の差を0にする住宅を指します。省エネ住宅を目指すために掲げられているのがZEH基準です。また省エネ基準地域区分といって、地域ごとに気密性の高い住宅を目指すための達成すべき基準が設けられており、全部で8区分あります。届出を行う住宅地がどの地域区分かで、求められる断熱性能は異なると覚えておくといいでしょう。省エネ基準地域区分をクリアするには、高断熱な家であることが必須になります。高断熱な家とは、室内外で熱の移動が少ない住宅のことを指します。その断熱性能はUA値という指標で表されます。UA値が低いほど熱が逃げにくく、断熱性が高いことを指します。


06 About UA-chi of Ikoma city and Nara city
奈良県生駒市・奈良市のZEH基準を満たすUA値

省エネ基準地域区分でいうと、奈良県生駒市は5地域、奈良市はほとんどの地域が6地域に分類されます。5と6地域はUA値もZEH基準も同じで、通常の省エネ基準でいえば0.87のUA値を満たす必要があります。ZEH基準を満たすには、0.6以下のUA値を達成しなければなりません。 奈良市は6地域に分類されていますが、奈良市旧都祁村が4地域に区分されています。4地域の場合、省エネ基準は0.75のUA値、ZEH基準は生駒市と同じ0.6以下のUA値が条件となっています。快適な暮らしのために断熱性能とZEHの数値は、話を進めている工務店やハウスメーカー等の住宅会社によく相談しましょう。
VITAの標準値は0.46なのでZEH基準を大幅に上回り、高断熱住宅の基準である「HEAT20」のG2相当します。

生駒市の風景


07 Let's take counsel!
高断熱のお家を建てるなら
VITA ARCHITECTUREへお任せ下さい

VITA ARCHTECTURE(ヴィータアーキテクチャー)では、省エネ住宅に不可欠である高気密と高断熱へのこだわりをもって、高品質な注文住宅をご提供させていただいております。高断熱にこだわって住宅をプロデュースしている当社は、奈良市・生駒市の次世代省エネ基準を大きくクリアしています。これまで培ってきた経験や地域ネットワークを活かし、住宅性能のことから土地探しまで、快適なすまいに関することならなんでもお答えします。
新築で注文住宅を検討中の方は是非、VITA ARCHTECTUREへ一度ご相談ください。

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